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量産プレス金型へのつなぎ対応・更新対応を解決する方法とは?

薄板プレス加工センターを運営している株式会社ナカトガワ技研では、量産試作における試作順送プレス金型と、量産で使用する量産順送プレス金型の設計から製造をしております。

しかし昨今の状況から、量産順送プレス金型の製造についてお悩みの方が増えていらっしゃると感じています。特に、①つなぎ加工(量産転用)②更新対応(量産の更新型)の2点でお困りの方が多いと感じております。

そのような設計エンジニアの方々に対して、当社では試作順送プレス金型の転用提案を行っております。ここでは、量産順送プレス金型におけるつなぎ加工と更新対応という2点のお悩みと、それを解決するための試作順送プレス金型の転用によるコストダウン、そして実際に当社の試作順送プレス金型で製造したプレス加工品の製作実績まで、まとめてご紹介いたします。

 

 

 

試作順送プレス金型と量産順送プレス金型

薄板プレス加工センターを運営している株式会社ナカトガワ技研では、量産試作における試作順送プレス金型と、量産で使用する量産順送プレス金型の設計から製造をしております。

 

 

特に当社では、試作順送プレス金型の製造に関して、好評をいただいております。ナカトガワ技研は、量産順送金型の専業メーカーとして年間100型以上の実績を30年積んできております。その経験を基に、量産型と同精度の試作順送プレス品を、短納期かつ低コストで提供できる体制を構築しているのが特徴です。

 

そして、昨今の状況から、量産金型の製造についてお悩みの方が増えていらっしゃると感じています。特に、①つなぎ加工(量産転用)②更新対応(量産の更新型)の2点でお困りの方が多いと感じております。

 

 

順送プレス加工における「つなぎ加工」とは?

順送プレス加工におけるつなぎ加工とは、上記の図のうち、2:量産試作(品質確認)から3:量産(最終形状)への橋渡しになる間の工程におけるプレス加工のことを指します。

様々な外部要因により、昨今は生産量の計画が見えない、立てられない状況となっています。そのような状況下において、最大個数での生産計画をベースにした順送プレス金型の製造というのは、先行投資型の製造となるため、リスクが非常に高くなります。

しかし試作開発から量産への橋渡しとなる段階では、ある程度の数量も見込めるため、つなぎ加工には相応のロット数製造にも対応可能な順送プレス金型も必要になってきます。現在お問い合わせをいただくのは、「量産順送プレス金型の製造はリスク回避したいが、つなぎ加工として何か方法はないか」という課題を感じているお客様からのご相談が多くなっています。

 

 

 

順送プレス加工における「更新対応」とは?

順送プレス加工における更新対応とは、量産順送プレス金型の更新が必要な際に、新しい量産金型(更新型)を製造する対応のことを意味します。

当社の今までのご相談いただいたお客様の傾向から見ると、既に更新が必要となっている金型をそのまま使用している、そのようなお客様が現状は多くいらっしゃると考えております。

また、量産順送プレス金型を新しくして更新型を製造するとしても、当初のプレス加工品の量産起工時ほどの生産数が見込めない場合もあります。ご相談が多いのは、トレンドアウトした保守部品のために量産順送プレス金型が必要、というケースです。しかし生産数は以前ほど見込めないため金型予算を想定よりも確保することができず、更新型の製造を取りやめて、想定している耐用年数を過ぎている使い古した量産順送プレス金型をそのまま使用していることが多いようです。

 

 

 

量産プレス金型のつなぎ対応・更新対応においてコストダウンする方法とは?

上記のように、量産順送プレス金型のつなぎ対応や更新型の製造においては、量産の生産計画を立てることができず金型製造予算を多く確保することができない、その一方で金型の必要性はある、という2つの状況に板挟みされている、そのようなプレス加工品の設計者・製造エンジニアの方が多くいらっしゃいます。

 

そこで当社がご提案するのが、量産試作用の試作順送プレス金型のつなぎ加工・更新対応への転用です。

 

当社が製造する試作順送プレス金型には、大きく3つの特徴でまとめられます。

 

量産精度

当社の試作順送プレス金型では、特に順送レイアウトにこだわった設計をしております。そのため、±0.01程の量産順送プレス金型と同等の精度で製品精度を出すことができます。

 

短納期/低コスト

薄板プレス加工センターでは、試作順送プレス金型において標準化システムを採用しております。こちらの標準ダイセットは、当社独自の特許も取得しており、他社では真似できない短納期と低コストで試作順送プレス金型を提供することができます。

また当社の試作順送プレス金型では、標準ダイセットと同時に工程集約をしたパーツ加工も行っております。

 

生産性

当社の試作順送プレス金型は、準量産対応をすることができます。具体的には、300万pinまでのつなぎ量産対応をすることができます。

 

 

これらの特徴から、ナカトガワ技研の試作順送プレス金型は、低コストで量産順送プレス金型と同精度の金型を製造することができます。つなぎ加工に関しては、お客様の生産ラインを止めないことをコンセプトとしており、試作順送プレス金型の段階でつなぎ加工を意識した順送プレス金型製造を行うことで、量産試作から量産の橋渡しをスムーズにすることができます。

また、今後の量産が見込めない更新型の製造においては、量産同等の精度でロット数を少なくすることができる、ナカトガワ技研の試作順送プレス金型を更新型として利用するのが最適と考えております。

このように、生産量にあわせて順送プレス金型を使いわけることは、今の時代にあったものとナカトガワ技研では考えており、お客様のご要望に沿って最適な順送プレス金型のご提案をしております。

 

 

 

薄板プレス加工センターの薄板プレス加工の特徴

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研では、これまでに様々な薄板プレス加工を行ってまいりました。業界としては、電子機器業界から自動車、産業機器向けに、国内外問わず様々な場所で当社製の薄板プレス加工品が使用されています。

板厚は0.05mmまでの薄いコンタクトの製造実績もございます。またピッチに関しても、0.35mmといったマイクロピッチコンタクトも多数製造実績がございます。

形状に関しては、単純な抜き形状から、先端部分を曲げ加工したR接点形状や、芯金が入らないバネ構造、高精度曲げ加工によるBOX・シェル形状のような、様々な形状の薄板プレス加工品を製造してまいりました。

当社では、ロット1万~300万の薄板部品の試作プレス加工から、試作順送金型、量産順送金型まで一貫生産を行っております。特に試作順送プレス金型に関しては、多くのお客様から好評のお声をいただいております。

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こちらの動画では、薄板プレス加工センターの順送プレス加工をスケルトンをもとにご紹介しております。

 

 

 

薄板プレス加工センターの高精度薄板プレス加工品の製品事例

続いて、薄板プレス加工センターによる製品事例をご紹介いたします。

ソケットホールダウン

ソケットホールダウン

 

こちらは、電子機器業界で使用されるリン青銅(C5210R-EH)製のソケットホールドダウンです。板厚は0.08mm、ピッチは2.54mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

こちらのホールドダウンは、曲げ加工をする際の押え範囲が少なく、また変形しやすい製品形状でもあります。写真の通りで曲げが非常に微細なため、曲げ部品の強度が非常に低く破損しやすくなっています。さらに、累積した曲げの寸法公差が±0.01と非常に厳しくなっているのも特徴です。

 

>>製品事例はこちら

 

 

NKC286R製 圧着端子

NKC286R製 圧着端子

 

こちらは、電子部品向けに使用される、コルソン合金(NKC286R)製の圧着端子です。板厚は0.1mm、ピッチは4mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

こちらの圧着端子は、先端の丸目形状の成形が特徴となります。当社では、ノウハウが詰まった試作順送プレス金型によって、同軸精度や真円度の高い丸目形状の曲げ加工を行っております。

 

>>製品事例はこちら

 

 

薄板プレス加工センターでは、順送プレス金型の試作に関する資料を公開中!

 

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研が作成した、数種類のハンドブックをすべて無料でダウンロードできます。順送プレス金型や薄板プレス加工など、幅広く設計者の方々のための情報をまとめています。1つだけの資料ダウンロードから、すべてまとめてダウンロードもできます。

1分でフォーム登録完了、すぐに資料をダウンロードできます!興味のある資料を以下よりダウンロードしてみてください!

>>資料ダウンロードはこちら

 

 

順送プレス金型のつなぎ対応・更新対応のことなら、薄板プレス加工センターまで!

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研は、宮城県石巻市で順送プレス金型の製造をつづけて35年、「知る人ぞ知る」東北最大手の試作順送金型メーカーです。

当社では、金型製造やプレス加工に必要な設備が全て整った設備体制により、金型の設計製造から検査、プレス加工まで一貫して行うことができます。

またナカトガワ技研の加工技術は、米粒ほどの大きさにも加工することができるのは当たり前。そのような高精度加工を安定的に行う当社の技術力こそが、高精度金型部品加工を実現するためのポイントです。

さらに当社では、累計3,000型の順送金型の製作実績があり、今までの試作品をスケルトンとして全てサンプル保存しております。この蓄積されたサンプルにより構築された当社のアイデア力で、お客様のご要望に応えて様々な金型形状を生み出します。

>>薄板プレス加工センターをもっと知る

 

ナカトガワ技研では、板厚0.03~1.0mmの薄板順送プレス加工を得意としております。 特に試作~中量産用の試作金型の設計・製造に強みがある当社は、試作・中量産のプレス加工にも対応しております。この領域のプレス加工では、当社は負けない自信があります。

薄板プレス加工にお悩みの方、順送金型にお困りの方は、まずは薄板プレス加工センターまでお気軽にご相談ください。

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