順送プレス金型メーカーをお探しの方からは、このようなお悩みを多くお伺いしております。
●試作金型の納期はどれくらいですか?
●難しい形状の金型生産・製品生産ができる協力会社がいないので、プレス製品の試作ができません。
●試作型を短納期で製作したいのですが、お願いできますか?
●試作順送プレス金型を設計から製作までできるメーカーを探しています。
●量産も見据えた上でプレス金型の設計を試作段階からお願いしたいです。
そんなお悩み、薄板プレス加工センターが解決いたします!
薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研は、「知る人ぞ知る」東北最大手の試作順送プレス金型メーカーです。
ナカトガワ技研の製造する順送プレス金型に関しては、高精度でかつ安定的な生産供給、また海外生産を前提とした使いやすい金型構造としており、多くのお客様より非常に高く評価頂いております。
特に試作順送プレス金型に関しては、「いかに安価で短納期でサンプルを作れるか」という点が最もご要望が多くなります。そのため当社では、初期投資を抑えつつも量産金型と同等の精度要求に応える、そんな試作順送プレス金型を、最短で2~2.5週間でご提供いたします。
- 量産金型と同等の高精度プレス加工を実現する、独自の試作順送プレス金型
- 特許を取得した標準化システムによる、試作順送プレス金型製造の短納期対応
- 工程短縮パーツによる、納期短縮を実現する金型設計提案
- 独自の試作金型設計だからこそできるコストダウン
- 量産金型へのバージョンアップ(つなぎ量産金型への変更)にも対応
当社の 「試作順送プレス金型製造」 製品事例
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伝送コネクタ用端子
材質:C2600R-H
板厚:0.4mmmm
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プラグシェル
材質:C7025-TM03
板厚:0.2mmmm
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FFC/FPC用シグナルコンタクト
材質:C5210-EH
板厚:0.15mmmm
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PMC26R-H製 コネクタ
材質:PMC26R-H
板厚:0.01mmmm
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異形材円筒コネクタ端子
材質:C5210R-H
板厚:0.5mm/圧延0.25mmmm
当社の 「試作順送プレス金型製造」 の特徴
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量産金型と同等の高精度プレス加工を実現する、独自の試作順送プレス金型
一般的に試作順送プレス金型は、量産金型よりも精度が落ちてしまう分、短納期かつ安価に入手できるものです。しかし当社の試作順送プレス金型は、金型パーツを0.001mmに近いで仕上げておりますので、量産金型と同等の±0.01mmで製造することができます。社内で金型生産を一貫して対応しており、また特許を取得した独自の標準化金型システムにより、納期や精度を落とさずに、量産金型と同等のクオリティで生産できる試作順送プレス金型の製造を実現いたしました。この試作順送プレス金型こそ、当社が最も強みを持つ分野です。
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特許を取得した標準化システムによる、試作順送プレス金型製造の短納期対応
薄板プレス加工部品を使用する当社のお客様にとっても、量産受注獲得のためには、高品質であると同時に、他社よりも早くサンプル提供するという納期が、受注に大きな影響を与えると考えます。そこで当社でも、いち早く試作プレス加工品のサンプル生産を実現するために、独自開発をしたのが、試作順送プレス金型の標準化システムです。
特許を取得したこの標準化システムは、金型を共通ユニットとサブユニットに分けて位置決めを行う機構を搭載して、プレス加工品のサイズ・ピッチ・板厚によってサブユニットの大きさを数種類の中より選択し、サブユニットのみを製作する生産体制をとっています。この生産体制により、金型製造にかかるリードタイムの圧倒的な短縮を実現しております。
他社製の試作金型と比較しても、コストや納期面で圧倒的な差別化ができており、多くの電子部品メーカー様から重宝いただいています。 -
工程短縮パーツによる、納期短縮を実現する金型設計提案
ナカトガワ技研では、試作順送プレス金型ではサブユニットのみの製造にて対応しておりますので、サブユニットの設計や高精度パーツの製造に対して、短縮した分の時間を当てることができます。そこで当社がご提案しているのが、工程短縮パーツの製造です。
パーツ自体の製造方法を簡略化したり、または画像のように従来は複数のパーツが必要だったレイアウト設計に対して、パーツを一体化した工程短縮パーツに変更することで、納期短縮やコスト削減をすることができます。
当社では、これまでの累計3000型にも及ぶ順送プレス金型の設計提案に基づくノウハウにより、工程短縮パーツ等の様々な金型技術提案を行い、お客様への納期短縮に貢献いたします。
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独自の試作金型設計だからこそできるコストダウン
上記のように、標準化システムを搭載した試作順送プレス金型と、工程短縮を実現するパーツ開発によって、他社よりも短納期で金型をお届けできるのと同時に、より安価に試作順送プレス金型をご提供することができます。金型の構造自体がコストダウンにつながっているため、当社に試作順送プレス金型をご依頼いただけましたら、リードタイム短縮やコスト削減に大きく近づくことができると考えています。また、従来の試作順送プレス金型よりも精度が上がったという喜びのお声もいただいておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
お客様の声を見る -
量産金型へのバージョンアップ(つなぎ量産金型への変更)にも対応
生産計画が見えない昨今の状況において、最大計画での量産金型製造は先行投資型となり、リスクが高くなってしまいます。そこで当社がご提案しているのが、試作順送プレス金型と量産順送プレス金型の中間の存在である、つなぎ量産金型です。
当社の試作順送プレス金型は、数量に応じて「つなぎ量産金型へのバージョンアップも可能となります。(ヴァージョンアップ)も行えます。試作順送プレス金型の金型材質を超硬に変更したり、金型にコーティングを施すことで、保証ショット数が400万に増加した実績もございます。累積ロット数300万個までのつなぎ量産であれば、当社の試作順送プレス金型からのバージョンアップが最適となります。
見えない生産量にあわせてプレス金型を使いわける当社の金型製造ノウハウは、今の時代にあったものと考えており、実際にお客様からも多くのお引き合いをいただいております。
薄板プレス加工センターとは?
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プレス加工に一貫対応する設備体制
金型製造やプレス加工に必要な設備が全て整った設備体制により、金型の設計製造から検査、プレス加工まで一貫して行うことができます。
特に当社では、量産金型だけでなく、試作順送プレス金型の製造にも力を入れているため、プレス加工品の設計・開発段階から量産までをワンストップでサポートすることができます。
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高精度金型部品加工を実現する「技術力」
米粒ほどの大きさにも加工することができるのは当たり前。そのような高精度加工を安定的に行うのが、当社の技術力です。プレス加工品の精度を決めるのは、プレス金型、特に金型部品に依存する部分が大きくなります。当社では、社内で一貫して順送プレス金型の設計・製作を行っており、常に金型や金型部品の高精度化を目指しております。そして、社内で蓄積し続けた金型設計ノウハウで特許を取得し、工程短縮を実現する金型部品の製造にも果敢に取り組んでいます。 -
プレス加工に累計3000型の実績による「アイデア力」
累計3,000型の製作実績がある当社では、今までの試作品を全てサンプルとして保存しております。この蓄積されたサンプルにより、様々な金型形状を生み出すことができます。
日本を牽引する大手メーカーとの取引実績に基づく、年間100型の金型製造によって培ったノウハウをもとに、最適な金型設計のご提案をいたします。
お問合せからお見積りまでの流れ
1.お問い合わせ & 技術打ち合わせ
まずはお問い合わせください。
ご依頼の際、図面が既にある場合はEメールかFAXでご送信ください(CADデータがある場合はCADデータをご送付頂ければ、やり取りがスムーズです)。製品の納期や数量、材料や作業条件が確定している場合はその旨もお知らせ下さい。いただいた情報をもとに、まずは技術的なお打ち合わせを実施いたします。
2.試作設計
試作の順送プレス部品の場合は、お客様のご要望をふんだんに取り入れた、プレス部品のレイアウト図を作成します。DR(デザインレビュー)も実施し、お客様の求めるプレス部品になっているかの確認をいたします。
3.金型部品図面&パーツ製作
お客様のご承認後に、まず金型部品の図面を作成し、プレス部品を作るための金型の部品製作が始まります。当社では、一定温度に整えられた恒温環境の工場にて加工を行うため、温度や湿度に左右されない、高精度な金型部品加工を行うことができます。また、高精度加工を実現する金型部品のための工作機械と、金型部品加工の専門スキルを兼ね備えたハイレベルな技術者により、金型部品の製作が行われます。
4.金型組立調整
お客様要望に近いプレスを使用しトライを行い、問題点の潰しこみを行います。いち早くお客様が抱えるお悩みを解決して形にするサービス対応力が当社の強みです。トライと検証のサイクルを素早く回して、お客様の求める薄板プレス部品を製作いたします。
5.トライ / サンプル出荷
お客様要望に近いプレスを使用しトライを行い、問題点の潰しこみを行います。いち早くお客様が抱えるお悩みを解決して形にするサービス対応力が当社の強みです。トライと検証のサイクルを素早く回して、お客様の求める薄板プレス部品を製作いたします。
6.出荷・納品
サンプルがお客様のご要望に叶い次第、合格検定後に、サンプル品の出荷をいたします。宅急便やバイク便等、お客様のご都合にあわせてプレス部品をお送りいたします。また、プレス部品の納品のみの場合や、金型もあわせて納品する場合もございますので、臨機応変に納品対応をいたします。(試作トライを行ったお客様で量産見込みがある場合は、お早めのご連絡をお待ちしております。)
よくある質問
プレス加工における反りとは、その名の通りですが、抜き加工をした後の製品が反りかえってしまう現象のことです。この反りは、物体内に存在する応力「残留応力」が原因となります。通常は物体の外側からの力と内側からの力が均衡を保っていますが、プレス加工では大きな外力がかかり、その反動として残留応力も大きくなり、結果として反りにつながってしまいます。
順送金型による薄板プレス加工で反り対策をするためのポイントは、下記の4つで大きくまとめられます。
① 抜き荷重のバランスを考えて対策する
② 抜き加工時の空気の巻き込みを考えて対策する
③ 抜き加工のプロセスから考えて対策する
④ 素材の状態を確認する
詳細はこちらをご覧ください。
はい、薄板プレス加工センターでは、バリを抑えた薄板プレス加工にも問題なく対応可能です。
薄板プレス加工で抜きバリを抑えるためのポイントは、下記の4つで大きくまとめられます。
① 適正クリアランスの採用
② クリアランスの片寄りを無くす
③ 直線部とそれ以外の箇所のクリアランスの設定を見直す
④ 抜き加工時のスクラップの形状に注意を払う
詳細はこちらをご覧ください。
通常のプレス加工ではバリは必ず発生するものでありますので、バリ無し加工というものは非常に難易度が高く、かつ生産時のメンテナンスサイクルも短くなります。形状によって対応可否もございますので、まずは一度御相談下さい。
薄板プレス加工における不良としては、有名どころでは打痕や製品のソリ・フレ、ミスフィード等がございます。また金型外ですと、リールへ巻取った際のテンション不具合や輸送時の変形等がございます。
抜きバリやマッチング、反りへの対策は下記のコラムもご覧ください。
薄板プレス加工センターの運営会社について
社名 | 株式会社ナカトガワ技研 |
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代表者 | 代表取締役社長 宇田 明央 |
本社工場 | 〒987-1101 宮城県石巻市前谷地字八幡山109番地6 |
設立 | 1985年(昭和60年)4月1日 |
HP | https://www.nktg.jp/ |
TEL | 0225-72-2777 |
FAX | 0225-72-2776 |
資本金 | 3,000万円 |
従業員数 | 35名 |
営業内容 | 精密プレス金型(量産/試作)の設計、製作 / プレス加工(少中量) |
薄板プレス部品のことなら、なんでもお任せください!
試作用の順送プレス金型から量産用の設計・製造まで、すべて対応しております。
薄板プレス部品に関してお困りの方は、まずは薄板プレス加工センターまでご相談ください!
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車載用コネクタ端子
板厚0.6mm以上の車載用コネクタ端子の順送プレス加工・コネクタ用金型製作ならお任せくださいください!