車載カメラモジュール用 KA250-H製 同軸コネクタ試作品

こちらは、車載カメラモジュール用のKA250-H製同軸コネクタ試作品です。板厚は0.2mm、ピッチ5mmで、車載用途向けに試作順送プレス金型にて製造いたしました。

本同軸コネクタは、接触面のギャップにおける寸法公差が±0.01mm、バレル部の加工公差が±0.05mmと、非常に厳しい精度が求められました。特に、曲げ高さが±0.01mmという極めて微細な箱曲げ加工において、わずかなセンターずれも許されず、ずれが生じると規定の公差を満足することができませんでした。このような高精度かつ複雑な曲げ加工は、金型設計とプレス加工において高い技術力が不可欠となります。

当社では、長年培ってきた精密金型設計のノウハウと、極小公差に対応する高度なプレス加工技術を駆使することで、この難題を克服しました。特に、箱曲げにおけるセンターずれを徹底的に排除する金型構造と、それを実現する精密部品の製造、そして安定した製品品質を確保する技術によって、厳しい公差要求をクリアした高精度な同軸コネクタの製造を可能にしました。

当サイトを運営するナカトガワ技研では、薄板プレス部品においてお客様の複雑なご要望に対し、単に「できない」で終わらせるのではなく、どのような形状や条件であれば作成可能かを検討し、様々な角度から技術提案をいたします。
高精度が求められる車載用同軸コネクタの順送プレス加工のことなら、ぜひ薄板プレス加工センターまでお問い合わせください。