C5210R-EH製コンタクト②

こちらは、C5210R-EH製コンタクトです。板厚0.2mm、ピッチ8.1mmで、量産順送プレス金型にて製造しております。

本コンタクトは、接触部GAPが0.1mm以下という非常に厳しい寸法公差が求められました。特に、テール部が長く、かつその表面に面打ち加工を表裏両面から施すという複雑かつ繊細な加工が必要となるため、加工時にテール部の曲がりが発生しやすく、これをいかに抑制するかが大きな課題となりました。

当社では、長年培ってきた精密金型設計のノウハウを活かし、この難題を克服いたしました。長尺テール部品の安定した送りと、両面からの面打ち加工時の材料の挙動を考慮に入れた最適な金型構造を設計・製作いたしました。これにより、テール部の曲がりを根本から抑え、厳しい接触部GAPの公差をクリアするとともに、安定した品質でコンタクトの量産を可能にしました。

当サイトを運営するナカトガワ技研では、薄板プレス部品においてお客様の複雑なご要望に対し、単に「できない」と終わらせるのではなく、どのような形状や条件であれば作成可能かを検討し、様々な角度から技術提案をいたします。
長尺部品の精密加工や、複雑な形状のコンタクトの順送プレス加工のことなら、ぜひ薄板プレス加工センターまでお問い合わせください。