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異形材円筒コネクタ端子

異形材円筒コネクタ端子

名称 異形材円筒コネクタ端子
分類 円筒部品
材質 C5210R-H
板厚 0.5mm/圧延0.25mm
ロット数 量産型
最小公差 ±0.025
納期 2か月
spm 250SPM
業界 民生

こちらは、民生用で使用される、リン青銅製(C5210R-H)の異形材円筒コネクタ端子です。板厚がフープ材の幅の途中で切り替わり、厚い部分が0.5mm、薄い部分は0.25mmで、ピッチは27mm、量産順送金型にて製造いたしました。

通常はフープ材の幅全体で板厚は均一ですが、今回の異形材は圧延時のローラーを変更させているようなフープ材でした。写真ではわかりづらくなっていますが、キャリアに接続している部分の段曲げ付き部分が、板厚が厚くなっており、円筒形状側が板厚が薄くなっています。

またこちらのコネクタ端子は、材料の送り方向(フープ材の圧延方向)に円筒形状がありますが、このような場合は丸め加工の難易度が上がってしまいます。材料目と垂直方向(幅方向)は、材料メーカーではグッドウェイと呼ばれ、最小曲げ寸法が比較的良い一方で、材料目と平行方向(送り方向)はバッドウェイと呼ばれ、最小曲げ寸法がどうしても悪くなってしまいます。そのため、比較的曲げにくく割れやすい方向となり、加工難易度が上がってしまうのです。しかし今回は、写真の通り複雑な形状をしているため、送り方向に円筒形状の丸め加工ができるように金型設計をいたしました。

また、送り方向かつ円筒部分の後方が段違いになっているため、どうしても円筒部分に芯金を入れることができないため、丸め加工のみで円筒形状にする必要がありました。芯金を使用できない場合、丸めた板同士をぶつけて調整しつつ円筒形状にする必要があります。しかし今回の部品の円筒形状は、真円度の規格がないものの、どの位置で測定をしても円径公差を満足させる必要がありました。そのため調整工程を入れつつ、精度を満たすように様々な工夫を順送プレス金型に凝らしました。

当社では、このような中空パイプ形状にする順送プレス加工内の丸め曲げ加工を得意としております。金型の機構設計や工程設計に独自の技術ノウハウを駆使することで、圧着端子をはじめとした様々なコネクタ端子部品用の順送プレス金型の設計・製造を行っております。コネクタ端子金型のことなら、薄板プレス加工センターまでお気軽にご相談ください。

その他業界

0.2~0.6mm

リン青銅

コネクタ用端子

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