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順送金型の「試作型」と「量産型」の違いとは?

順送金型は、ひとつのプレス金型の中に複数の工程が等間隔で配列され、コイル状の被加工材(フープ材)がつながったままの状態で各工程の加工を連続で行えるように設計されたプレス金型です。

その中でご相談が多く、お客様にとって理解がしづらい内容が、順送金型の「試作型」と「量産型」の違いです。順送金型は先述の通り、大量生産する順送加工用のプレス金型です。そのため「試作型」という概念について、ややピンときづらいものと思われます。

ここでは、順送金型の特徴から、順送金型の「試作型」と「量産型」の違い、そして当サイトを運営するナカトガワ技研だからこそ可能な薄板プレス加工と順送金型について、事例も交えて解説いたします。

 

 

順送金型とは?

順送プレス加工は、単発プレス加工と比較して、数万~数百万個の部品点数が必要な大量生産において、非常に効率の良い加工方法です。そして順送金型は、ひとつのプレス金型の中に複数の工程が等間隔で配列され、コイル状の被加工材(フープ材)がつながったままの状態で各工程の加工を連続で行えるように設計されたプレス金型です。単発金型が1つの金型に集約されているため、金型間での移動はなく、1つの金型でプレス加工が完結されます。

>>順送金型とは?

 

順送金型は単発金型と比較して、一回の加工で二つ以上のプロセスを処理することが可能です。そのため順送金型は、加工速度が速く、高い生産性を実現することが可能です。

>>順送プレス金型と単発プレス金型の違いとは?

 

(左が量産型、右が単発型です)

 

当サイトを運営する株式会社ナカトガワ技研では、これまでに数多くの順送金型を設計・製造してまいりました。そんな当社だからこそ製作可能な順送金型もあり、特にコネクタメーカー様をはじめとして、下記のような点を理由に、現在も当社に数多くのご相談をいただいております。

・ 微細コネクタを製造するための高精度金型部品

・高精度部品を加工するための工作機械

・累計3000型にも及ぶ金型の製造実績

・コネクタメーカーへの直需対応

・調整のしやすさを考慮したコネクタ金型の設計ノウハウ

>>コネクタ用プレス金型の製作におけるポイントとは?

 

 

順送金型の「試作型」と「量産型」の違いとは?

その中でご相談が多く、お客様にとって理解がしづらい内容が、順送金型の「試作型」と「量産型」の違いです。順送金型は先述の通り、大量生産する順送加工用のプレス金型です。そのため「試作型」という概念について、ややピンときづらいものと思われます。

順送金型の「試作型」と「量産型」の違い、これを理解するには、まずは原理試作と機能試作の違いや、生産試作と量産試作の違いなど、試作の段階を理解する必要があります。

 

試作には2種類ある!?原理試作と量産試作の違いについて

ものづくり業界においては、製品を市場へ展開するまでに、試作段階において各評価を行っていきます。特に試作から量産に移る段階では、様々な問題が生じることが多くなります。そのため、各フェーズで評価のポイントも変わってきます。

特にプレス加工の場合は、原理試作(3Dプリンター含む)で製作できたものが、量産では実現できないことも多々あります。そこで重要になる考え方が、量産試作です。

 

  1. 原理試作  :製品の機能確認、形状評価確認
  2. 量産試作  :原理試作の結果を踏まえ量産を意識した品質評価

 

 

原理試作では、あくまでも機能や形状のみの確認となり、実際の生産を意識した試作工程ではありません。したがって、原理試作からいきなり量産につなげてしまうと、効率的な生産と品質の継続精度という2つの側面から、様々な問題が生じてしまうのです。

そのため試作工程は、原理試作と量産試作で分けて考える必要があります。段階は増えてしまいますが、各段階で繰り返し検証を行うことで、その後のトラブル発生を未然に防ぐことができ、検証結果を踏まえて安定した量産へと移行することができるようになるのです。

 

また原理試作では、機能や形状さえ確認できればよいため、薄板プレス加工品の場合は数十個から1000個程度で十分な数量となります。

一方で量産試作では、バネ圧やメッキテスト、自動機での製造や搬送のテストなど、数千万個という量産を見据えた評価が求められます。この数量での安定した品質の継続精度を確認するためにも、1万個から10万個程度、最大で300万個ほどの試作個数が必要となります。

 

>>試作には2種類ある!?原理試作と量産試作の違いについて

>>量産試作の設計から製造までの過程をご紹介!

 

 

順送金型の「試作型」は、量産試作段階の「量産試作金型」!

上記のような数量のため、原理試作では順送金型はコスパが合いません。1000個程度のために順送金型を製作すると、コストが全く合わず、形状確認程度の目的には合致しない品質精度になってしまい、オーバースペックとなります。

 

そのため、順送金型の「試作型」は、量産試作段階の「量産試作金型」を意味しています。つまり、順送金型の「試作型」と「量産型」の違いは、「量産試作型」と「量産型」の違い、が正確と言えます。

 

 

順送金型の「量産試作型」と「量産型」の違いとは?

あらためて、順送金型の「量産試作型」と「量産型」の違いについて。

薄板プレス加工センターを運営している株式会社ナカトガワ技研では、量産試作における試作順送プレス金型と、量産で使用する量産順送プレス金型、どちらも設計から製造までワンストップ対応しております。

 

「量産試作型」と「量産型」の主な違いは、金型の使用目的です。

「量産型」は、お客様の金型仕様や要望事項を把握した上で、実際に生産ラインで使用するために製作されます。

一方、「量産試作型」は「量産型」の製作を見据えた、金型仕様の確認や修正・調整等を行うために製作されます。

 

  量産試作型 量産型
ロット数 1万~300万個 300万個~
精度 ±0.01mm  ±0.01mm
板厚 0.03~1.0mm 0.03~1.0mm

 

特に当社では、量産試作型の製造に関して、好評をいただいております。ナカトガワ技研は、量産順送金型の専業メーカーとして年間100型以上の実績を30年積んできております。その経験を基に、量産型と同精度の試作順送プレス品を、短納期かつ低コストで提供できる体制を構築しているのが特徴です。

>>対応可能な加工

 

そして、昨今の状況から、量産試作型を、①つなぎ加工(量産転用)②更新対応(量産の更新型)という2つの目的にも使用したいというお声も多くいただいております。

 

>>量産プレス金型へのつなぎ対応・更新対応を解決する方法とは?

 

 

 

フープ品が必要となる「量産前の開発試作段階」で求められる試作順送プレス金型

「試作」と一言でいっても、目的や評価方法に応じて、数量や加工方法が変わってきます。もちろんどのような業界のどのような製品の試作か、によっても多種多様です。

 

重要なのは、いま自社の製品はどの試作段階で何を求めているのか、そのためにはどれくらいの数量が必要だから、どの工法が最適なのか、という想定を自社なりに実施した上で、相談することができる試作パートナー会社とプロジェクトを進めていく必要があるという点です。

 

そしてフープ品が必要となる、量産まであと一歩という開発試作品については、順送プレス加工による生産が必要不可欠です。しかし、試作用の順送プレス金型には、

・量産品と同等精度

・試作だから短納期

・量産金型もあるから安価に作ってほしい

というニーズが強く、なかなかこれらのニーズに応えることができる金型メーカーは多くありません。

 

一方で、当サイトを運営するナカトガワ技研では、量産前段階の開発・試作のお悩みを解決する、試作順送プレス金型の製作を得意としております。

 

>>フープ品が必要となる「量産前の開発試作段階」で求められる試作順送プレス加工

 

 

当社の試作順送プレス金型の3つの特徴

当社が製造する試作順送プレス金型には、大きく3つの特徴でまとめられます。

 

 

量産精度

当社の試作順送プレス金型では、特に順送レイアウトにこだわった設計をしております。そのため、±0.01程の量産順送プレス金型と同等の精度で試作サンプル品の製品精度を出すことができます。

 

>>試作から量産まで、0.03~1mmの薄板プレス加工に対応いたします。

 

短納期/低コスト

薄板プレス加工センターでは、試作順送プレス金型において標準化システムを採用しております。こちらの標準ダイセットは、当社独自の特許も取得しており、他社では真似できない短納期と低コストで試作順送プレス金型を提供することができます。

標準ダイセットと当社独自の工程集約パーツ加工を組み合わせることで実現しています。

 

生産性

当社の試作順送プレス金型は、準量産対応をすることができます。具体的には、300万pinまでのつなぎ量産対応をすることができます。

 

 

 

試作順送プレス金型の製造における2つのポイント

特に当社の試作順送プレス金型のポイントになっている、標準ダイセットと工程集約パーツに関して説明いたします。

 

標準ダイセットシステム

試作順送プレス金型の製造における2つのポイント 

上写真のように、当社の試作順送プレス金型では、共通ユニットとサブユニット(赤枠)を分割しております。お客様の製品の大きさやピッチ、材幅によってサブユニットの大きさを数種類の中より選択し、サブユニットのみを製作する構造をとっております。またタイプ種類については、レイアウト長毎に7種類を用意して、柔軟な対応ができるようにしております。

 

工程集約パーツ 

例として、量産順送用のレイアウトで工程では7工程となっていた薄板プレス加工品を、工程集約をした抜きパンチを製造することにより、6工程を削減して1工程で済むようにした事例がございます。このように、製作する部品数が大幅に削減し、さらに通常は7回の抜き加工で製造していた製品を1回の抜き加工で加工できるようになるため、どこにも負けない短納期と低コストでの金型提供を実現しております。


>>試作順送プレス金型の製造における2つのポイント

>>工程集約パーツと分割パーツの違いとは?

>>【技術提案】工程集約パーツによるスリット抜き加工でコストダウン

>>ロット1万~300万の薄板プレス部品の納品実績

 

 

薄板プレス加工センターの薄板プレス加工の特徴

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研は、宮城県石巻市で順送プレス金型の製造をつづけて35年、「知る人ぞ知る」東北最大手の試作順送金型メーカーです。

当社による薄板プレス加工・順送金型の特徴は、主に下記の通りです。

 

様々な薄板プレス製品の加工実績

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研では、これまでに様々な薄板プレス加工を行ってまいりました。業界としては、電子機器業界から自動車、産業機器向けに、国内外問わず様々な場所で当社製の薄板プレス加工品が使用されています。

板厚は0.05mmまでの薄いコンタクトの製造実績もございます。またピッチに関しても、0.35mmといったマイクロピッチコンタクトも多数製造実績がございます。

形状に関しては、単純な抜き形状から、先端部分を曲げ加工したR接点形状や、芯金が入らないバネ構造、高精度曲げ加工によるBOX・シェル形状のような、様々な形状の薄板プレス加工品を製造してまいりました。

 

>>コネクタとは?特徴と種類について

>>コンタクトのプレス加工における6つのポイント

>>リードフレームについて徹底解説!

>>スルーホールを傷つけないプレスフィット接続とは?

>>はんだ接続からプレスフィット端子に変更して製品への熱影響削減!

>>圧着端子について徹底解説!

>>0.64コネクタ端子の順送プレス加工のポイント

>>ホールドダウンとは?

>>高耐熱コネクタとは?高耐熱コネクタに求められる機能とプレス加工技術について解説!

 

 

幅広い薄板プレス加工への対応力

上記のような様々な製品の薄板プレス加工に対応するには、薄板プレス加工のノウハウが求められます。特に順送金型を用いた量産前試作から量産段階での薄板プレス加工では、大量生産を前提とした中で、品質とコストのバランスを取った薄板プレス加工の技術が必要となります。詳細は下記をご覧ください。

 

>>リン青銅のC5210とは?プレス加工のポイントについても解説!

>>高速精密薄板プレスには、C型と門型のどちらが最適?

>>順送プレス加工品をバラバラの個片にするメリットと方法について

>>順送プレス加工で多数個取りする方法とは?

>>順送プレス加工で薄板を丸め加工するための9つのポイント

>>0.05mm以下の極薄板プレス加工をするための方法とは?

>>連続端子とは?連続端子を制作する際の注意点を解説!

>>連続端子におけるキャンバーとツイストとは?対策方法を解説!

 

 

薄板プレス加工のトラブル解決力

順送金型による薄板プレス加工では、バリや反り、カス上がり、打痕などのプレス加工特有の問題も多く発生します。しかし当社では、量産前試作段階での品質・機能確認のための薄板プレス加工品を数多く製作してきた実績をもとに、薄板プレス加工におけるトラブル解決力を磨いてきました。詳細は下記をご覧ください。

 

>>コンタクトのプレス加工における6つのポイント

>>プレス加工のマッチングに関する4つのポイント

>>順送プレス加工における4つの反り対策方法とは?

>>抜きバリを抑えるための4つのポイント

>>カス上がりの原因と対策とは?薄板プレス加工におけるカス上がりについて解説!

>>プレス加工における打痕の原因と対策とは?

 

 

お客様から選ばれ続けるサービス対応力と安心感

当社では、ロット1万~300万の薄板部品の試作プレス加工から、試作順送金型、量産順送金型まで一貫生産を行っております。特に試作順送プレス金型に関しては、多くのお客様から好評のお声をいただいております。

>>お客様の声を見る

 

こちらの動画では、薄板プレス加工センターの順送プレス加工をスケルトンをもとにご紹介しております。

 

>>順送プレス金型のスケルトンとは?

 

 

 

薄板プレス加工センターの高精度薄板プレス加工品の製品事例

続いて、薄板プレス加工センターによる製品事例をご紹介いたします。

R接点形状付き スイッチコンタクト

R接点形状付き スイッチコンタクト

 

こちらは、電子機器業界で使用されるリン青銅(C5210R-SH)製のスイッチコンタクトです。板厚は0.15mm、ピッチは18mmで、量産順送金型にて製造いたしました。

拡大写真だとおわかりいただけますが、こちらのスイッチコンタクトでは先端が滑らかなR接点形状となっています。順送プレス加工をする中で曲げ加工を行い、先端形状を加工しておりますが、この端子のばらつき管理をするのが非常に困難でした。

 

>>製品事例はこちら

 

 

車載用部品向け NKC286製コンタクト

車載用部品向け NKC286製コンタクト

 

こちらは、車載用部品として使用される、コルソン合金(NKC286)製のコンタクトです。板厚は0.2mm、ピッチは2.0mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

 

>>製品事例はこちら

 

 

 

 

2回折り返し曲げコンタクト

2回折り返し曲げコンタクト

 

こちらは、リン青銅(C5191R-H)製の2回折り返し曲げコンタクトです。板厚は0.15mm、ピッチは2mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

こちらのコンタクトは、写真のように2回の折り返し曲げ加工を行っています。曲げ加工の最小公差は±0.02となっていますが、折り返し曲げにより寸法精度の累積が製品精度に影響してしまうため、難易度の高いプレス加工品と言えます。

 

>>製品事例はこちら

 

 

C7035R-XE製 コンタクト

C7035R-XE製 コンタクト

こちらは、コルソン系銅合金(C7035R-XE)製のコンタクトです。板厚は0.07mm、ピッチは0.7mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

このコンタクトは、フープ材からの試作順送プレス加工にて製造しており、0.35mmという非常に狭ピッチである点が大きな特徴です。今回は試作のため、ロットは20万個でしたが、当社の試作金型では最大で400万pinまで製造可能です。

 

>>製品事例はこちら

 

 

 

車載用部品向けコルソン合金製コンタクト

車載用部品向けコルソン合金製コンタクト

 

こちらは、車載用部品として使用される、コルソン合金製のコンタクトです。板厚は0.1mm、ピッチは2.0mmで、量産順送プレス金型にて製造いたしました。

こちらのコンタクトは、4個取りにて製造を行っており、製品内に板厚の1/2に当たる0.05mmのスリットが入っています。さらに抜き曲げの最小公差が±0.01mmという、非常に高精度なコンタクト部品でした。

 

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ソケットホールダウン

ソケットホールダウン

 

こちらは、電子機器業界で使用されるリン青銅(C5210R-EH)製のソケットホールドダウンです。板厚は0.08mm、ピッチは2.54mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

こちらのホールドダウンは、曲げ加工をする際の押え範囲が少なく、また変形しやすい製品形状でもあります。写真の通りで曲げが非常に微細なため、曲げ部品の強度が非常に低く破損しやすくなっています。さらに、累積した曲げの寸法公差が±0.01と非常に厳しくなっているのも特徴です。

 

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NKC286R製 圧着端子

NKC286R製 圧着端子

 

こちらは、電子部品向けに使用される、コルソン合金(NKC286R)製の圧着端子です。板厚は0.1mm、ピッチは4mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

こちらの圧着端子は、先端の丸目形状の成形が特徴となります。当社では、ノウハウが詰まった試作順送プレス金型によって、同軸精度や真円度の高い丸目形状の曲げ加工を行っております。

 

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NKT322-H製 民生用端子

NKT322-H製 民生用端子

こちらは、民生用として使用されるNKT322-H製の民生用端子です。板厚は0.2mm、ピッチは13.8mmで量産順送金型にて製造いたしました。

接点部は、1mmと1.5mm押した場合で、それぞれの場合でかかる荷重に規定値があるという、2段階の荷重規定値を満たす必要がありましたが、当社独自の型構造によって安定した曲げ寸法を実現しております。

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車載向け2段丸め加工コネクタ用端子部品

車載向け2段丸め加工コネクタ用端子部品

こちらは、銅合金(MZC1R-H)製の車載用コネクタ部品です。板厚は0.35mm、ピッチは16.5mmで、量産順送金型にて製造いたしました。

写真の通り2段で行った丸め加工です。丸め公差は±0.025mmで、同軸精度は0.05mmという高精度プレス加工品です。

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3回折り返し曲げコネクタ用端子

3回折り返し曲げコネクタ用端子

こちらは、車載用部品として使用される、リン青銅(C5210R)製の3回折り返し曲げコネクタ用端子です。

3回の折り返し曲げ加工を順送プレス加工にて行っています。この寸法公差が±0.1mmとなり、さらに上面と底面の平行度が0.05、対称度も0.16という高精度なコネクタ用端子部品です。

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コルソン合金製 Box曲げ試作コネクタ端子

コルソン合金製 Box曲げ試作コネクタ端子

こちらの端子は、U曲げ部からバネ形状があり、その先にBOX形状が繋がっている複雑形状製品です。

薄板プレス加工センターは独自の試作順送プレス金型用の標準ベースを、多彩なバリエーションで取り揃えています。そのため、加工ステージ数が40程必要な製品であっても、他社よりも低コストでの製作が可能です。

 

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バスバー(順送プレス加工)

バスバー(順送プレス加工)

こちらは自動車業界で使用されるC2600-1/2H製のバスバーです。
板厚は0.6mm、ピッチは15.0mmで、量産順送金型にて製造いたしました。色の変化が写真から見えますが、こちらはメッキ材(ストライプメッキ)による色の変化になります。

製品部は全周ポストカットにて加工しております。製品部を一気に抜き加工するため、金型の観点からすると、金型部品精度や強度が重要となります。

当社では金型部品をすべて社内で製造しているため、お客様の要求精度に沿った金型部品の製造を行っております。

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SPCC製 車載用ブッシュ

SPCC製 車載用ブッシュ

こちらは、SPCC製のブッシュと呼ばれる車載用部品でございます。板厚は0.7mm、ピッチは22.5mmで量産順送金型にて製造いたしました。

こちらのブッシュを樹脂にインサート成形して、中にタップ加工して使用される製品です。全体の形状としては、内径はΦ6弱で、上曲げ加工にて製造して、中央の丸めの隙間を0.5以下に抑えた点がポイントです。

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試作プレスフィット端子

試作プレスフィット端子

こちらは自動車業界で使用されるC7025-TM03製のプレスフィット端子です。板厚は0.64mm、ピッチは2.2mmで、試作順送金型にて製造いたしました。

プレスフィット端子は、穴部分の抜き加工が最も難易度が高くなります。こちらのプレスフィット端子についても、板厚0.64mmに対して、幅0.3mmの薄肉へ行う抜き加工で、プレスフィット部の断面対角寸法公差は±0.03mm、さらにプレスフィット部のスリット抜きについては0.5t以下という、高難易度の薄板プレス加工品でした。

>>詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

 

>>製品事例一覧を見る

 

薄板プレス加工センターでは、順送プレス金型の試作に関する資料を公開中!

 

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研が作成した、数種類のハンドブックをすべて無料でダウンロードできます。順送プレス金型や薄板プレス加工など、幅広く設計者の方々のための情報をまとめています。1つだけの資料ダウンロードから、すべてまとめてダウンロードもできます。

1分でフォーム登録完了、すぐに資料をダウンロードできます!興味のある資料を以下よりダウンロードしてみてください!

>>資料ダウンロードはこちら

 

試作順送プレス金型のことなら、薄板プレス加工センターまで!

薄板プレス加工センターを運営する株式会社ナカトガワ技研は、宮城県石巻市で順送プレス金型の製造をつづけて35年、「知る人ぞ知る」東北最大手の試作順送金型メーカーです。

当社では、金型製造やプレス加工に必要な設備が全て整った設備体制により、金型の設計製造から検査、プレス加工まで一貫して行うことができます。

またナカトガワ技研の加工技術は、米粒ほどの大きさにも加工することができるのは当たり前。そのような高精度加工を安定的に行う当社の技術力こそが、高精度金型部品加工を実現するためのポイントです。

さらに当社では、累計3,000型の順送金型の製作実績があり、今までの試作品をスケルトンとして全てサンプル保存しております。この蓄積されたサンプルにより構築された当社のアイデア力で、お客様のご要望に応えて様々な金型形状を生み出します。

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ナカトガワ技研では、板厚0.03~1.0mmの薄板順送プレス加工を得意としております。 特に試作~中量産用の試作金型の設計・製造に強みがある当社は、試作・中量産のプレス加工にも対応しております。この領域のプレス加工では、当社は負けない自信があります。

薄板プレス加工にお悩みの方、順送金型にお困りの方は、まずは薄板プレス加工センターまでお気軽にご相談ください。

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